Q |
特に必要な栄養は何ですか? |
A |
胎児の発育のために、そして妊娠に伴う母体の変化のために、妊娠中は今までよりも多くの栄養が必要とされています。良質のたんぱく質、ふんだんなカルシウム、さらに貧血予防には鉄分も必要ですが、栄養は単独で消化吸収されるわけではありません。体内で有効に働いてもらうには、どの食品もまんべんなく食べることが何より大切なことです。 |
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Q |
妊婦だからたくさん食べろと母が言うのですが… |
A |
妊娠中少し油断すると太りすぎとなりがちです。妊娠の自然増加として考えられるのは12kgぐらいまで。体重が増えすぎることは、妊娠中毒症をはじめ糖尿病、巨大児の出生などと関連することがあり、難産の原因にもなってしまいます。妊娠中期からは週に1回は体重計にのる習慣をつけ、食べすぎにはくれぐれも注意しましょう。 |
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Q |
仕事の都合上、外食が多いのですが… |
A |
外食は塩分や脂肪分のとりすぎ、繊維質不足、添加物の多さなど、いくつかの問題点があります。しかし、一品物は避けて定食にする、塩、醤油、ソース、などはなるべくかけない、野菜や果物を補うなど、ちょっとしたことを心がけるだけで、ずいぶん改善されます。 |
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Q |
ふだんから貧血ぎみなのですが… |
A |
妊娠中は、胎児や胎盤が必要とする鉄量がとても多く、また母体も体重増加とともに血液量が増えるので、それを構成している鉄分も多く必要です。鉄分を多く含む食品(レバー、なまり節、わかさぎ、あさり、納豆、ほうれんそう、ひじきなど)を意識してたくさんとるようにしましょう。 |
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Q |
薄味にしなければならないのはなぜですか? |
A |
妊娠中は、腎臓や血管系に負担がかかっているので、その器官に関係の深い塩分摂取量を慎重にする必要があります。甘味をおさえる、酸味を利用する、薬味、香草、香辛料をきかせる、程よいこげ味、油を上手に利用するなど、工夫をして薄味を心がけてください。 |
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Q |
赤ちゃんの骨を丈夫にしてあげたいのですが… |
A |
人間の体を構成する上で、なくてはならないのがカルシウムの存在です。通常の必要摂取量よりも400mg、牛乳400ml多くとりましょう。カルシウムとしての吸収がよい乳製品はもちろん、小魚や豆類もメニューの中に入れてください。 |
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